レビュー

【探偵はBARにいる3】映画の感想|殺人事件に謎の美女。探偵の相棒・高田が持ち込んだ依頼は、大事件へと発展していく。

探偵はBARにいる3
総合評価

「探偵はBARにいる3」のあらすじ、感想です。

最近の邦画で数字のついたシリーズものがわりと珍しいので、興味を持ったのがきっかけです。1を観たら面白かったので、続けて2も鑑賞。次は3だ!となるも、ちょうど劇場公開が終わった頃で見逃してしまい、最近ようやく観ることができました。設定や世界観にも慣れて、「今回、探偵はどんな事件に巻き込まれるのだろう?」と、シリーズものならではのワクワク感を胸に、鑑賞しました。

  1. 相棒・高田の依頼が大事件へと発展
  2. 謎の美女・北川景子が美しい
  3. 最後まで見届けたい。エンドロール後の真実

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探偵はBARにいる3 基本情報

原作 小説 『ススキノ探偵シリーズ』東直己
監督 吉田照幸
出演者 大泉洋、松田龍平、北川景子
公開時期 2017年
ジャンル サスペンス/アクション

探偵はBARにいる3 あらすじ

アジア最北の歓楽街、札幌・すすきの。バー「ケラーオオハタ」に、この街のことなら何でも知る、ひとりの探偵がいる。探偵はある日、相棒の高田から「行方不明になっている大学の後輩の彼女・麗子を、探してほしい」と依頼を受ける。ありふれた事件だと考えて気軽に引き受けた探偵は、調査を進めるうちに、麗子がモデル事務所を装った売春組織に所属していたことを突き止める。さらに調べていくと、ある殺人事件の被害者と麗子が、行動をともにしていたことも判明。探偵は、当初は思いもよらなかった大きな事件と組織の陰謀に巻き込まれていく…。

探偵はBARにいる3 ツイッターの反応

探偵はBARにいる3 個人的な感想 ⚠︎ネタバレ有り

このシリーズの好きなところの一つが、「善と悪がグレーなところ」です。

探偵は、危ない事件に首を突っ込んだことで犯罪組織に狙われ、暴力や脅しなど散々酷い目に合わされる。でも探偵が正義のヒーローかというと、全く違います。探偵は、街のことなら裏表何でも知り尽くし、いわば街の「グレーゾーン」で業を営む存在。調査や依頼人のために、あっけらかんとヤバいことをやるし、法律にも触れまくる。こういうダークとまではいかないけど、グレーな主人公ってあまりいないので、魅力を感じます。

今作のマドンナ的存在である、謎の女・マリを演じたのは北川景子。個人的に好きなのですが、この作品ではその美しさゆえに、「裏社会の女」感が足りない気もしました。「汚れた」とか「堕ちた」とかそういう気配が薄く、何をしてもきれいで上品(好きだからそう見えるのかもしれないけど…)。とはいえ、映画の内容的に画面がこわもての男だらけになることが多いので、マリの美しさは、間違いなく癒しでした。

ミステリーとして観ると、細かいところでは疑問点もあったのですが、今作に関しては、あまり気になりませんでした。

なぜなら、このシリーズには魅力的な「様式美」があるから。いつものバーにいる探偵と相棒。小さな依頼をきっかけに大きな事件に巻き込まれ、裏社会の巨悪を敵に回す展開。マドンナ的美女の登場。松重豊演じる若頭の、オリジナリティあふれる(?) 探偵への拷問シーンもおなじみです。個人的に、こういう「お約束」が心地よくなったのは、まさにこの3作目から。自分の中でシリーズものとしての魅力が確立した気がします。

お約束と言えば、探偵と高田の絶妙なバディ感は今回も健在。このコンビをまた観たい…というだけで続編を熱望する理由になる、シリーズ最大の魅力です。

本作は、エンドロール後に「何かがある」タイプの映画でした。途中で席を立って見逃した人がいないことを祈ります。特にVODとかDVDの場合、すぐに止められるだけに要注意。エンドロール後の探偵と高田を観て「4」があることを確信しました。次こそは劇場で観たいです。

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あらすじだけ見ると普通の映画ですが、ネタバレ厳禁・どんでん返しの結末に驚く作品です。

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