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【天気の子】映画の感想|天に晴れを祈る少女。リアルに描かれた東京の街が舞台のファンタジー


天気の子
総合評価

「天気の子」のあらすじ、感想です。

大ヒットした映画「君の名は」を鑑賞したのは、口コミ評判がきっかけ。想像以上の面白さに驚きました。

「天気の子」を観ようと思ったのは、同じ監督だからまた面白いのではないか…という、実に単純明快な理由です。それでも多忙で観そびれていましたが、公開から長期に渡り興収ランキングで1位になっているのを見て、「やっぱり観ておかねば…」と背中を押されました。

今回は自身の目で評価を確かめるべく、口コミはあえて見ずに、夏の終わりに映画館へと向かいました。

  1. まるで実写!?リアルに描かれた東京の街
  2. 予想外の展開と、心に残る台詞の数々
  3. 天に祈るそれぞれの思い。余韻が残る結末。

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天気の子 基本情報

監督 新海誠
出演者 (声の出演)醍醐虎汰朗、森七菜、小栗旬、本田翼
公開時期 2019年
ジャンル 長編アニメーション

天気の子 あらすじ

小さな島から家出をして、東京へとやってきた16才の高校生・帆高。知り合いも家もなく、仕事も見つからずに途方に暮れていた帆高だったが、ようやくオカルト雑誌のライター・須賀の会社で、住み込みで働けることになる。

同じ頃、東京では長期にわたって雨が止まない異常気象が続いていた。

そんな中、帆高は、繁華街で少女・陽菜と出会う。家庭の事情を抱え、弟と二人で暮らしていくために懸命に働く陽菜には、ある不思議な能力があった。それは祈ることでその場所を晴れにする力。帆高は陽菜の力を使って、人々に「晴れ」を売る仕事を思いつく…。

天気の子 ツイッターの反応

天気の子 個人的な感想 ⚠︎ネタバレ有り

「君の名は」でも映像の美しさにずいぶん驚きましたが、「天気の子」はさらに上でした。

特に目を見張ったのは、東京の街の描写です。
すべてが徹底的にリアルに描かれ、実写と見まがう…いや、むしろ実写以上の「本物感」。

例えば、帆高と陽菜が出会うマクドナルドの店舗を知っていますが、内装まで細かく再現されていて、「ここまでやるのか…」と驚きました。

ストーリーは比較的シンプルですが、要所要所に、ハッとするようなシーンや台詞が散りばめられています。

路上で男に殴られた帆高が、拾った銃を取り出して男に向ける場面もその一つ。

「銃は本物ではない」「弾は入っていない」「引き金は引かれない」と、三つ予想しましたがすべて外れ、帆高は引き金を引き、繁華街に銃声が響き渡ります。

ファンタジックな世界では、本物の銃は出てこない。ましてや主人公が撃つなどありえない…という、こちらの勝手な思い込みを取り払う、鮮烈なシーンでした。

そして、個人的に「天気の子」で一番印象に残ったのは、結末です。

晴れをもたらす代償として、消えてしまいそうになる陽菜を、救い出した帆高。
ところが、陽菜を助けたことで、再び雨は降り出し、東京の街は水没します。

帆高と陽菜の再会で、一瞬ハッピーエンドの空気が醸し出されますが、実はかなり悲劇的な結末だと言えるでしょう。

しかし、きわめて個人的な解釈ですが、陽菜が自分を犠牲にして祈り続けても、おそらく再び雨は降り出し、結果は同じだったような気がするのです。

須賀は、世界を壊したと自分を責める帆高に、「気にすんなよ。世界なんてさ、どうせ元々狂ってんだから」と言いました。

誰かが世界のために犠牲になるという、単純な人柱の理屈では、もはやこの「狂った」世界を変えることはできない。

今まさに異常気象が多発する現実を考えると、水没していく東京の街の描写は、哀しみの中にも強いリアリティと説得力がありました。

その一方で、力を失ってもなお、懸命に祈り続けるラストシーンの陽菜は、毎日天気の安定を空に願うわたしたち人間の姿に重なって、希望の余韻が残る結末だったとも感じています。

ところで、今後海外でも「天気の子」が公開されるそうですが、反応が気になっています。

欧米では、自然災害は環境問題、政治の責任と考える傾向が強いそうですが、「天気の子」には、そのような視点はありません。

大雨や水害に対して、巫女(陽菜)が祈る以外は「あるがまま」であるかのように描かれ、首都の水没もやむを得ない(と解釈できる)結末が、海外ではどのように受け止められるのか?

興味深いので、今後海外での評判もチェックしてみたいと思います。

天気の子 を観た人にオススメの作品


「言の葉の庭」
新海誠監督。「天気の子」同様に、雨の描写がすばらしい作品。46分と短いので気軽に観られるところもおすすめです。

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