プーと大人になった僕 | |
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総合評価 |
「プーと大人になった僕」のあらすじ、感想です。
公開当時、周りの30~40代のサラリーマン男性が何人も観ていて、しかも人に勧めていました。そういう層が観る映画だとは思わなかったので興味深く、いつか観てみたいと思っていました。
- くまのプーさんの世界と可愛らしさを実写で再現
- 心に残るプーの言葉。人生で本当に大切なものは何だろう
この記事の要点まとめ
プーと大人になった僕 基本情報
原題 | Christopher Robin |
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原作 | 児童小説 「クマのプーさん」A.A.ミルン |
監督 | マーク・フォースター |
出演者 | ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル |
公開時期 | 2018年 |
ジャンル | ファンタジー |
プーと大人になった僕 あらすじ
ロンドンの商社で、旅行カバン部門を担当するクリストファー・ロビン。子供時代は「100エーカーの森」でくまのプーとその仲間たちと、楽しく遊ぶ日々を過ごしていた。大人になったクリストファーは、担当する仕事の業績不振から多忙な日々が続き、妻や娘と週末に故郷へ行く約束も果たせず、一人残って仕事をしていた。休日出勤の帰り道、突然クリストファーの前に現れたプー。二人は再会を喜ぶが、プーが森に帰るための道が消えてしまう。クリストファーは帰れなくなったプーを送り届けるために、列車で「100エーカーの森」に向けて出発する…。
プーと大人になった僕 ツイッターの反応
今プーと大人になった僕観てるんだけどプーが尊すぎて泣きそう…
— はるひ (@haruharu_haruno) 2019年3月21日
プーと大人になった僕、途中までの切ない部分とかもだけど元気に動き回るぬいぐるみを見てるだけで感情がデカくなって大変だった
— りょうすけ (@koncyu_gun) 2019年3月24日
『プーと大人になった僕』よかった…中盤からのワクワクがすごかった。でも一番よかったのは、プーさんとか小さい頃見てた以来なのに要所要所のネタ覚えてて「うわああ懐かしいいい」って声が漏れてしまったこと。ノスタルジックな気持ちがクリストファー・ロビンに重なってヤバかった…
— ヤタロー (@sinkai1m) 2019年3月24日
プーと大人になった僕 個人的な感想 ⚠︎ネタバレ有り
「くまのプーさん」の絵本を読んだことも、アニメを見たこともありません。クリストファー・ロビンのこと、プー以外の動物たちのこともよく知らない。そんな知識ゼロの大人が映画を観た感想です。
中盤までは、その知識のなさが響いてしまいました。
まずプーがぬいぐるみだと知らなかったので、「え?ぬいぐるみが動くの?」と驚く。そして仲間の動物たちの名前やキャラクターがわからないので、彼らの言動に、「これは誰?」「何を言ってるの?」といちいち引っかかって、なかなかストーリーに入りこめませんでした。
映画の世界にきちんと参加できた気がしたのは、クリストファーの娘のマデリンが、プーたちと出会うシーンから。自分の昔の思い出を子供が同じように楽しむ、というのはノスタルジーにプラスアルファの特別な感慨があるもの。プーとマデリンが一緒に冒険を始めた時は、心からワクワクしてきました。
観ている途中、家族か仕事かで悩む主人公…という図式に、「仕事を辞めて家族を取る」という”ハッピーエンド”は、ちょっといやだなあと思っていました。妻のイブリンや娘のマデリンの気持ちはよくわかります。一方で、クリストファーが苦しみながらも、休日に仕事をする理由もわかってしまう。クリストファーを信じて頼る従業員や、無責任な上司のことを考えると「家族が大事。仕事はやめた」というのはいくらディズニーでも安易だ…と、心配していたのです。だから、「仕事も家族も取って、両方上手くいく」というラストは、たとえ都合が良いという批判があったとしても、個人的にはすごくよかったです。
そしてもう一つ、心に響いたのがクリストファーとプーの会話。プーの言葉は簡潔で、難しいことは言っていない。それなのに内容は深く、時に哲学的ですっと心に入ってきます。特にプーのこんなセリフが好きでした。
「”今日”…ぼくの大好きな日だ」「昨日、”今日”がまだ”明日”だったとき、”今日”は手が届かないものだと思ってたんだ…」
残念ながら「くまのプーさん」との思い出はありませんが、子供のころ一緒に遊んだ自分だけの「イマジナリーフレンド」はいました。そんな「友達」のことを、久しぶりに思い出してみたくなる映画でした。
プーと大人になった僕 を観た人にオススメの作品
「グッバイ・クリストファー・ロビン」
「くまのプーさん」の原作者 A・A・ミルンの伝記映画。日本未公開でしたが、現在DVDやVODで観ることができます。