忍びの国 | |
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総合評価 |
「忍びの国」のあらすじ、感想です。
公開当時、劇場で観ました。感想は、「想像していた映画とだいぶ違ったけど、面白い。」
今回地上波で初放送するというタイミングでもう一度観てみたら、自分の好きなポイントを再確認できました。
- 忍者は人でなし集団!?
- 忍びの術を駆使して、最強・織田軍と戦う
- 超絶アクションに注目。無門VS平兵衛の死闘
忍びの国 基本情報
原作 | 小説 「忍びの国」和田竜 |
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監督 | 中村義洋 |
出演者 | 大野智、石原さとみ、鈴木亮平、伊勢谷友介 |
公開時期 | 2017年 |
ジャンル | 時代劇/アクション |
忍びの国 あらすじ
天下統一を目指す織田信長が、手を出すことができなかった伊賀・忍びの国。金にしか興味のない人でなしの忍びたちの中でも、最強の忍びである無門は、凄腕だが怠け者で、美しい妻・お国には頭が上がらない。そんな中、信長の次男・織田信雄は、独断で伊賀に攻め入ることを決断する。兵の数、武力で圧倒的に勝る織田軍を前に、無門たち忍びは、その秘技を駆使して抗戦する…。
忍びの国 ツイッターの反応
『忍びの国』。これは面白いぞ。ぶっちゃけ大野智対鈴木亮平の対決だけでその辺のアクション映画一本分以上の面白さで十分元が取れる。伊勢谷友介も素晴らしい。中村義洋監督、さすがの手堅い演出でコメディと爽快な“忍び”アクションと恋愛を成立させていた。期待以上の出来! pic.twitter.com/puaiibRNBj
— 葦見川和哉 (@kazuya_movie) 2017年7月1日
忍びの国を見た。
誰かのファンって事もなかったけど、面白かったよ。
まだ上映中だからあまり言えないけど、終盤では鳥肌がオールスタンディングだった。
個人的には、伊勢谷さんハマったなぁ。
そうそう、序盤にジャック・スパロウみたいのいた(笑)
もう一回見るか。#忍びの国— けん (@royalkenken) 2017年7月3日
映画『忍びの国』…なんて言ったらいいんだろう。ライトノベルみたいにポップなノリでいながら、ハートにグイグイ来るというか。
つまりは、皆観て!って言いたい。
とっても良かったの。— KAORI*S (@Cat_InGothStyle) 2017年7月5日
忍びの国 個人的な感想 ⚠︎ネタバレ有り
歴史好きとしては、織田VS伊賀の国と聞いただけで、興味津々。
「かっこいい忍者が、華麗な術を使って織田軍を苦しめる痛快な話」を想像して、勝手にワクワクしていました。
ところが、始まるとどうも様子がおかしい。忍びたちはまるで遊びのように闘って、簡単に人を殺す。主人公・無門も登場するやいなや、金銭目的で仲間の忍びを、無表情に殺してしまいます。
実は伊賀の忍びは金でのみ動き、ためらいなく人を殺す「虎狼の輩」と呼ばれる人でなし集団だったのです。
織田に雇われて、築城に参加した伊賀衆。ところが、「報酬の金を受けとったから、もう城に用はない」と焼いてしまうシーンは最高でした。「ボン!」と嘘のように炎上・崩壊する新築の城。伊賀の忍びがめちゃくちゃすぎて、もう笑うしかありません。
忍びたちの戦いのシーンは、徹底的にコミカルに描かれます。ポップで軽快な音楽にのって、軽いノリで術を繰り出す忍びたちに、最初は違和感がありました。でもこの「軽さ」に、「人でなし」キャラ設定を合わせると、エンタメ的になんだか上手くハマっているのです。
この映画はおカタい歴史映画ではなく、エンターティメントなんだ…と腑に落ちると、すっかり楽しめるようになりました。
一方で、織田家側の事情や、平兵衛の苦悩などは、シリアスに描かれます。特に日置大膳を演じる伊勢谷友介は、重厚な演技で圧倒的な存在感を放っていました。
忍びのコミカルな描写は楽しいけれど、それだけではさすがに飽きる。
シリアスな人間ドラマも適度な分量で投入されていて、全体のバランスはとてもよかったです。
最大の見どころと言えるのは、無門VS平兵衛の一対一の死闘。
短剣を使った超至近距離のアクションはすごいスピードで、劇場だけでなく2回目の鑑賞でも、息を飲んで見つめました。
大野智、鈴木亮平の両氏は、数か月に及ぶ練習をして、300手ほどのアクションをすべて自分たちで行ったそうです。そう知って観ると改めてこのシーンの凄さがわかります。
最後は悲劇的な展開もありますが、無門が「人でなし」から「人間」に変わっていくことを示唆して、爽やかな風が吹き抜けるように映画は終わります。
歴史ものだからといってあまり真面目に構えると、「ふざけすぎ」「アクションやCGがわざとらしい」と思ってしまいそうな映画です。一方「歴史エンターティメント」だと割り切ってみれば、史実、アクション、セリフ、忍びの技、シリアスな人間ドラマ…などなど、楽しめるポイントがたくさん見つかる作品だと思います。
忍びの国 を観た人にオススメの作品
「超高速!参勤交代」2014年。出演:佐々木蔵之介, 深田恭子 コメディ要素多めで楽しく観られます。
歴史ものや時代劇が苦手な方にもおすすめです。