22年目の告白 -私が殺人犯です- | |
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総合評価 |
「22年目の告白 -私が殺人犯です-」のあらすじ、感想です。
タイトルからもうセンセーショナル。さらに、予告映像を観ただけで、映画前半の怒涛の展開が十分わかるので、ずっと気になっていました。藤原竜也のポスターはもの凄いインパクトだし、予告や宣伝がどれも胸をざわつかせる仕様になっているのが、上手いなあと思います。Amazonプライムビデオでノーカット版を鑑賞しました。
- 連続殺人犯と名乗る男に魅入られ、翻弄される人々
- まさかのどんでん返し。予想できないストーリー展開
この記事の要点まとめ
22年目の告白 -私が殺人犯です- 基本情報
原作 | 韓国映画『殺人の告白』(2012年) |
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監督 | 入江悠 |
出演者 | 藤原竜也、伊藤英明、夏帆 |
公開時期 | 2017年 |
ジャンル | サスペンス |
22年目の告白 -私が殺人犯です- あらすじ
1995年に東京で起きた連続絞殺事件。被害者を殺害する様子を、被害者の関係者に故意に目撃させるという、異様で残虐な手口の犯行だった。当時捜査を担当していた刑事・牧村航の上司もこの事件の被害者であり、牧村自身も犯人に命を狙われていた。事件の時効が成立した22年後、「自分が犯人だ」と名乗る男が、突如現れる。その男、曾根崎雅人は告白本を出版し、整った見た目と派手なパフォーマンスで世間の注目を集め、一躍時の人となる。メディアと世間を手玉に取った曾根崎の言動に、牧村と事件の遺族たちは翻弄されていく…。
22年目の告白 -私が殺人犯です- ツイッターの反応
22年目の告白やっと見れたんだけどあれは騙されるわ~~おもしろすぎ
— 櫻子 (@sei_syourakon) 2019年5月7日
「22年目の告白-私が殺人犯です-」観た!胸糞シリアス系かと思ったけどサスペンスだった。野村周平君の関西弁が上手で映画に集中出来た。「藤原竜也があんまり叫びません」っていうレビューが面白かった。確かに。
— トーヤマミナミ/Minami Toyama (@oniku_umai_na) 2019年5月4日
今日はアマゾンプライムで
22年目の告白
をみた。
藤原竜也のクズ演技は相変わらず絶品ですな。— ていないごきげんミニマリストブロガー(絶好調) (@tei_nai) 2019年5月4日
「22年目の告白」面白かった。
連続殺人犯役が藤原竜也さん、刑事役が伊藤英明さんなんで、空気が締まる締まる
日本映画にありがちな忖度キャストも無くガチンコの映画
ストーリーもどんでんがえしで引き込まれるのでオススメ
AmazonVideoでプライム会員なら無料
— プロ個人開発安宅 (@atagon) 2019年5月10日
22年目の告白 -私が殺人犯です- 個人的な感想 ⚠︎ネタバレ有り
22年前の事件の残虐さを考えると、曾根崎が登場してからの流れは、観ていて苛立ちを感じました。「なぜ、こんな男を祭り上げるのか…」。
実在の未解決殺人事件を思い浮かべると、曾根崎のような男が現れたら?と想像することはわりと簡単です。
自分なら「殺人犯をもてはやすことはない」と断言したい。でも、SNS・ネット経由で世論が犯罪者崇拝に向かうことが、今後絶対ないとは言い切れません。このような意味で、本作には社会的な問題提起も、かなり含まれています。
映画の中盤。「曾根崎は犯人ではない。自分こそ真犯人だ」と名乗る人物が現れることで、物語は急展開します。その人物は、22年前の殺害の様子を撮影した動画を持ってテレビに生出演し、「曾根崎は偽物だ」と断言したのです。
実際に、曾根崎は犯人ではありませんでした。真犯人をおびき出すために、牧村と事件の遺族たちが手を組んで、世に出した存在だったのです。映画の様相は一変し、ここから物語は、真犯人と、曾根崎(実際は、22年前の事件の被害者の恋人)・牧村との直接対決に突入していきます。
個人的に、曾根崎が犯人ではないというのは全くの予想外で、かなり驚きました。同時に「これは面白くなってきた…」と、思わず座り直して姿勢を正し、前のめりに。スリリングな展開にワクワクが止まりません。
ところが。後から思えば、この時の盛り上がりがピークだったのです…。
曾根崎は犯人ではなかった。「じゃあ、真犯人は誰?」となりますが、この時点で怪しい人物は一人だけ。もう少し誰が犯人か考えたかった…と思うのは贅沢なのか…?
真犯人と曾根崎の直接対決は、緊迫感はあるものの、「曾根崎=偽犯人」というどんでん返しのインパクトを上回れません。最大の驚きが真ん中くらいにあるストーリーって難しいんだなあ…と、嘆息。
さらに「22年前の事件の時効が実は不成立で、まだ真犯人を罪に問える」という展開も、読めてしまいました。他にも後半は、少しずつ惜しいことだらけ。映画の興奮・満足度のピークは明らかに「曾根崎が偽の犯人だとわかった時点」にあって、その後は下り坂だったことがとても残念です…。
このようにネガティブな感想は正直あります。でも「まだ観ていない人にすすめるか?」と聞かれたら、おすすめします。あっと驚く予想外の展開と、スリリングな中盤は、映画を観ることの楽しみを十分に味わわせてくれました。ネタバレ厳禁で、誰かにすすめてみようと思います。
22年目の告白 -私が殺人犯です- を観た人にオススメの作品
「DEATH NOTE デスノート」
狂気をはらんだ演技に定評のある藤原竜也。本作でもその才能全開でしたが、映画版デスノート・夜神月役は…間違いありません。