レビュー

【セブンティーン・アゲイン】映画の感想|17歳に戻った30代崖っぷち男。笑えて泣ける”二度目”の青春映画

セブンティーン・アゲイン
総合評価

「セブンティーン・アゲイン」のあらすじ、感想です。

公開は10年前で、まったく知らない映画でした。たまたま読んだ雑誌で映画評論家が勧めていたのが、興味を持ったきっかけです。

検索してみると評判は上々、かつVODで見放題の対象になっていたのですぐに鑑賞しました。

「昔の栄光を忘れられない中年男性が、17歳に戻る」というあらすじに、今さら高校生に戻って何をするのだろう?と疑問に思いつつ、どんな展開になるのか楽しみでした。

  1. 二度目の17歳。主人公・マイクがやったこと
  2. 人生の岐路に立った時の選択

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セブンティーン・アゲイン 基本情報

原題 17 Again
製作国 アメリカ合衆国
監督 バー・スティアーズ
出演者 ザック・エフロン、マシュー・ペリー、レスリー・マン
公開時期 2009年
ジャンル コメディ/人間ドラマ

セブンティーン・アゲイン あらすじ

1989年。バスケットボールのスター選手で17歳のマイクは、奨学金での大学進学を目前にしていた。

しかし、同じ高校に通う恋人のスカーレットが妊娠していることを知ったマイクは、進学を諦めて、結婚の道を選ぶ。

時が流れ、30代になったマイクは、妻・スカーレットに離婚を迫られ、子供達とも上手くいかず、親友・ネッドの家に居候していた。

さらに仕事もクビになり傷心のマイクは、過去の栄光を求めて出身高校を訪れる。

高校には、不思議な用務員の老人がいた。老人に話しかけられたマイクは「高校時代に戻りたい」と愚痴をこぼす。

その夜、車を運転していたマイクは、道路の欄干から飛び降りる用務員の老人を目撃。慌てて車を止め、欄干の下をのぞき込むと、不思議な渦巻きの中へと巻き込まれていき、そのまま意識を失う。

目を覚ましたマイクは、自分が17歳の顔と身体に戻っていることに気が付いて…。

セブンティーン・アゲイン ツイッターの反応

セブンティーン・アゲイン 個人的な感想 ⚠︎ネタバレ有り

17歳の時に戻りたいか?と考えてみたのですが、個人的には「NO」。

見た目はともかく、10代の悩みや未熟さをもう一度引き受けるのは、いかにも面倒だからです。

だから、主人公・マイクのように、中身は今のままで顔と身体だけ若返るというのは、まだ”アリ”かもしれません。

イケメン高校生だった頃の顔と身体に戻ったマイクは、転校生と偽って、再び出身高校に入学します。

でも、マイクは「あの時結婚しなければ、俺の人生は上手くいっていた…」と愚痴をこぼし続けて、妻に愛想を尽かされたような男。

過去の栄光にすがりすぎ…と、前半はちょっとあきれた目線で観ていました。

ところが、マイクの二度目の高校生活は、思いがけない方向へと向かいます。

高校には、娘のマギーと、息子のアレックスも通っていました。でも、顔が違うので二人ともマイクが自分の父親だとは、気づきません。

アレックスが学校のボス・スタンにいじめられていることを知ったマイクは、大勢の前でスタンに派手な仕返しをします。

中身が30代のマイクには、スタンが若さゆえに虚勢を張っていることがお見通し。大人として冷静にスタンに一泡吹かせるシーンは、観ていて爽快でした。

同じように、娘のマギーのことも見守り、失恋で傷ついた時は、父親として懸命に励まします。

しかし、マイクが最も切実に求めたのは、妻・スカーレットとの関係修復でした。

アレックスの友人としてスカーレットの家(つまり自分の家)に出入りして交流を重ね、マイクは、今まで知らなかったスカーレットの本当の気持ちを理解します。

映画の前半、てっきり17歳に戻ったマイクは、今とは別の人生を選ぶのだと思っていました。

ところが、マイクが二度目の高校生活でやったのは、息子を助け、娘を守り、妻の心に寄り添うこと。家族を思う気持ちの強さに、マイクの印象が大きく変わっていきます。

終盤、離婚協議の場でマイクがスカーレットへ手紙を読む場面では、涙があふれてきました。

コメディだと思って観た映画。まさか泣くとは思っていませんでした。

思いがけないことに、「セブンティーン・アゲイン」のテーマは、家族愛と人生の再生でした。

人生最大の岐路で再び同じ道を選んだマイクのように、過去に戻っても同じ選択ができるような一生を送りたいものだと、しみじみ感じています。

テーマや公開年を考えると、自分からはなかなか観ない作品でした。

意外な出会いに感謝するとともに、これからも”自分にとっての隠れた名作”を少しでも多く見つけていきたいと思っています。

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