どの携帯会社もギガ(通信量)に厳しい今日この頃。
「ギガを減らすくらいなら、多少通信速度が遅くても無料の公共Wi-Fiを使いたい」と思う人も多いことでしょう。
しかし、あなたが使っているそのフリーWi-Fiは安全ですか?
もしかしたらそのWi-Fiから、
あなたの個人情報が盗まれているかもしれません…
この記事では、
そんなフリーWi-Fiへの疑問を解決して、
VPNを使って安全に使う方法を解説していきます。
フリーWi-Fiって危険なの?
– はい、危険です。最悪の場合、クレジットカードなどの個人情報が盗まれたり、スマホが乗っ取られたりしてしまいます。(↓事例)
フリーWi-Fiはなんで危険なの?
– フリーWi-Fiは「誰でも使える」ため、悪意のある人が一人でもいれば簡単に情報を抜き出されてしまいます。(↓詳しく)
どうやったら安全に使えるの?
– VPNというサービスを使って自分の通信を暗号化することで、情報の流出を防ぐことができます。(↓詳しく)
この記事の要点まとめ
フリーWi-Fiって何?Wi-Fiの種類別に危険性を解説
フリーWi-Fiとは、公共のスペースで誰でも利用できるWi-Fiのことです。
プロバイダーと契約して自宅で使うWi-Fi、
持ち運びで使うモバイルWi-Fiなどとは違い「誰でも無料で使える」というのがフリーWi-Fiのポイントです。
以下、Wi-Fiの種類別にそれぞれの危険性を解説します。
1. 自宅Wi-Fi(光回線などのプロバイダー契約)
ほぼほぼ安全です。
自宅Wi-Fiとは、普通の家にあるWi-Fiのことです。
主に有線接続されたルーターからWi-Fiが発信されています。
パスワードを入力しないと使えないWi-Fiなので、
パスワードを公開しない限りは間違いなく安全です。
2. モバイルWi-Fi(WiMAXなどの持ち運び型)
ほぼほぼ安全です。
モバイルWi-Fiとは、WiMAXなどの持ち運び型のWi-Fiのことです。
個人で契約をして利用します(月額1000〜5000円程度)
基本的には自宅Wi-Fiと同じように、
パスワードを知っている人だけが使えるWi-Fiなので安全ですが、
安さを求めて無名のプロバイダーと契約してしまうと、
大元の回線のセキュリティが甘い可能性があるので、
契約を考えている人はUQなどの大手のプロバイダーを選びましょう。
3. 有料、もしくは限定的な公共Wi-Fi(docomoWi-Fiなど)
ある程度は安全ですが、多少のリスクはあります。
au Wi-Fiやdocomo Wi-Fiなどの携帯契約者だけが使える公共Wi-Fi、
wi2 premiumのような月額料金を払う必要がある公共Wi-Fi、
これらの有料Wi-Fiは使える人が限定的な上に
暗号化した通信を利用していることが多いので基本的には安全ですが、
高度な技術を持った人が悪意を持って接続していた場合は情報漏洩のリスクがないとは言い切れません。
最善を尽くすのであれば、
このような有料Wi-Fiにも気軽に接続しないことをお勧めします。
4. フリーWi-Fi(スタバや駅などパスワード不要)
まあまあ危険です。
スタバ、駅、町、空港、など、
最近はどこでも無料でWi-Fiに接続できる環境が整いつつありますが、
こういったWi-Fiは、危険です。
基本的にフリーWi-Fiにはパスワードがないので、
セキュリティ面はガバガバ、
中にはパスワードが設定されていて、
店内にそのパスワードが貼り出されているカフェもありますが、
店内にいればだれでもパスワードを知ることができるので、
とても万全とは言えません。
そのフリーWi-Fiを使っている人の中に
一人でも悪意のある人がいれば、簡単に個人情報を盗まれてしまいます。
5. 明らかに怪しいWi-Fi
超危険です。
通信規制にかかってしまってどうしてもWi-Fiが欲しい時、
鍵マーク🔒の付いていないWi-Fiに手当たり次第接続しようとしたことはありませんか??
もし心当たりのある人がいたら、今後は絶対にやめましょう。
最近は都内でWi-Fiを接続しようとすると、
パスワードの設定されていないWi-Fiを多く見かけますが、
そのようなWi-Fiは非常に危険です。
セキュリティ面が問題はもちろん、
最悪の場合、悪意のある人が個人情報を集めるためだけにWi-Fiを発信している可能性もあるんです。
フリーWi-Fiが危険な理由
フリーWi-Fiが危険な一番の理由は、
不特定多数の人と通信を共有するので、その中に1人でも悪意のある人がいれば通信を悪用されてしまうからです。
悪用のされ方としては重に以下の3つが考えられます↓
- あなたが通信している内容を盗まれる
- あなたのスマホに侵入して、情報を盗まれる
- あなたのスマホ、SNS等が乗っ取られる
例:フリーWi-Fiを使って友達にあなたの住所を送ったときに、その住所が盗まれた
例:フリーWi-Fiを通じてあなたのスマホに第3者が侵入して、連絡先、クレジットカード情報などが盗まれた
例:フリーWi-Fiを使ってインスタにログインした時にログイン情報が盗まれて、その後あなたのインスタが乗っ取られた
↑このように、スマホが乗っ取られると言うと、
冗談だと思う人のいるようですが、これは本当です、マジです。
実際、
総務省もフリーWi-Fiの危険性を警鐘しています。
公衆無線 LAN サービス(=フリーWi-Fi)の中には、セキュリティ対策が十分でないものも多く、公衆無線 LAN サービスを踏み台にし
た攻撃や情報漏洩等のインシデントが発生することが考えられる。– 総務省「公衆無線 LAN セキュリティ分科会報告書(案)」
フリーWi-Fiでの被害事例
ホテルのWi-Fiが乗っ取られて接続していた人の情報が盗まれる
2014年、アジアのいくつもの高級ホテルのWi-Fiが乗っ取られて、
ホテルのWi-Fiに接続した人の情報が盗まれてしまいました。
この事件は宿泊客としてホテルに宿泊していた企業幹部をターゲットにしたもので、
フリーWi-Fiを通して、企業の機密情報が漏えいしてしまうという最悪のケースです。
ホテルのフリーWi-Fi、
宿泊者なら誰もが利用しているWi-Fiですが、
しっかりと暗号化されていない場合はこの事件のように個人情報や機密情報を簡単に盗まれてしまうので要注意です。
参考:https://wired.jp/2014/11/12/darkhotel-uses-bogus-crypto-certificates-to-snare-wi-fi-connected-execs/
同じフリーWi-Fiに接続した2000人の6割の個人情報が確認された
これは事件ではなく、フリーWi-Fiの危険性を警鐘するために、
セキュリティ会社が意図的に公で行ったフリーWi-Fiの実験です。
その会社はスペインで開かれる大きなイベントに合わせて、
会場にいくつかのダミーのフリーWi-Fiを設置しました。
するとイベント開始後数時間で
2000人以上の人がそのダミーのWi-Fiに接続したそうです。
その2000人のうち6割以上の人はフリーWi-Fiへの対策をしておらず、
端末情報、ユーザー情報が筒抜けだったとか…
これは公共実験だったので、実害はありませんでしたが、
気軽にフリーWi-Fiに接続することの危険性がよくわかります。
参考:https://japan.zdnet.com/article/35078546/
フリーWi-Fiを安全に使うにはVPNが必須
ここまで読んでいただけた方には
フリーWi-Fiの危険性を理解していただけたかと思います。
じゃあどうすればいいのでしょうか。
一番簡単な対策は、
フリーWi-Fiに接続しないことですが、、、
とは言っても、
- 宿泊先のホテルで思う存分YouTubeを観たい
- 旅行先の海外の空港でインターネットに接続したい
- 通信規制だけど、どうしてもインターネットを使う必要がある
などなど、フリーWi-Fiに接続したいタイミングは山ほどあります。
そんな時にオススメしたいのが、
VPNと呼ばれるあなたのインターネット通信を暗号化してくれるサービスです。
VPNを利用することで、どんなにセキュリティがガバガバのフリーWi-Fiに接続しても、
あなたのデバイスの情報が外部に漏えいする危険は無くなります。
オススメのVPNサービス
大手のVPNサービスはいくつかありますが、
セキュリティ面で最も信頼を置けるのは、
- ExpressVPN
- CyberGhostVPN
の2つです。
簡単に比較すると、
ExpressVPN (→詳細へ) |
CyberGhostVPN (→詳細へ) |
|
---|---|---|
料金 (税込) |
900円/月〜 | 300円/月〜 |
返金保証 | 30日間 | 45日間 |
同時使用 | 3台まで | 7台まで |
特徴 | 信頼度No1、VPN業界では最大手。料金は少し高いがその分の信頼が置ける。 | セキュリティを最重要視しているVPN。 |
↑どちらのVPNにするかは完全に好みの問題ですが、
どちらかには登録しておいて、
フリーWi-Fiを使う際は必ずVPNを利用するようにしましょう。
まとめ
ここまでフリーWi-Fiの危険性と対策について話してきましたが、
筆者が皆さんに覚えておいて欲しいことはたった1つです。
『フリーWi-Fiは危険!!!』
この認識だけは持っておきましょう。
危険性を知った上で、
- クレジットカードなどの個人情報を盗まれる覚悟でフリーWi-Fiを使うのか
- 月額300円〜のVPNサービスを使って安全にフリーWi-Fiを使うのか
どちらをとるのかはあなた次第です。
CyberGhostVPN公式